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-きたのひと新聞-

竹島問題について考える

韓国が不法占拠している日本の領土 竹島

太平洋戦争の終戦したときには、中国大陸や東南アジアには日本軍が存在し、日本が占領統治を行っていました。

そのため、日本の領域をどこまで認め、どの領域を放棄するか、といった戦後処理を行ったのが、サンフランシスコ平和条約です。

韓国は条約に日本に竹島を放棄させ、韓国の領土とすることを盛り込もうとしましたが、韓国が竹島を過去に領有したことはないため、この主張が盛り込まれることはありませんでした。

その後、1952年の条約発効直前に、韓国は勝手に李承晩ラインを設定し、竹島をその中に取り込んで、それまで竹島周辺で漁業を行ってきた漁船に対して、銃撃や拿捕を開始しました。

韓国は日本が平和条約により独立を果たす直前に、侵略行為を行いましたが、当時の日本は軍隊はもちろん、自衛隊も存在していなかったため、対抗することができませんでした。

これによって多くの漁船が拿捕され、漁業従事者の死傷者も発生しました。

その後、韓国は竹島に警察官を常駐させるなどの実効支配を強化しています。

日韓関係のトゲ

日本は中国、北朝鮮、ロシアという力によって自らの主張を押し通すことをいとわない国々に囲まれています。

そして、その国々は核兵器保有しています。

通常兵器しか持たない日本がそれらの国々と渡り合うためには、核を抑止する仕組みが必要です。

その一つが日米同盟ですが、同じ価値観を持ってくれる国は多いに越したことはありません。

韓国は日本と隣り合い、同じ3つの国の脅威に直面しているので、そのパートナーになろうと思えばなれるはずの国です。

しかし、竹島を侵略したことで、日韓関係に常にとげが刺さっていて、ぎこちない関係が続いています。

そのほかにも、1965年の日韓基本条約で解決した問題をことあるごとに蒸し返すなど、常軌を逸した行動を繰り返すため、関係が前進することはありません。

そんな中で

日本は領土を奪われているため、韓国に対して常に、竹島は日本の領土だ、と言い続けなければなりませんが、韓国の立場とすると、実質的に竹島を占拠しているため、自らが何かアクションをとる必要がありません。

むしろ、何も言わずにおとなしくしていて、現状を維持していればOKなはずです。

しかし、韓国の面白いところは、そういうおとなしく静かにしていることができないことです。

ロンドンオリンピックのサッカーの試合で、選手がわざわざ竹島は韓国の領土だとアピールしたことに至っては、行動がナゾすぎて理解できませんでした。

世界の大多数が日本と韓国の間にある小さな島の領土問題なんて知らないのに、わざわざ領土問題があることをアピールしてしまったのです。

そして今回は、また韓国軍がやってくれました。

面白い韓国軍

韓国軍が作成した教材にわざわざ竹島を領土紛争地域として記入して、それがあとでばれて全量回収したという記事が出ていました。

韓国軍教材の竹島記述物議 「紛争地」扱い、尹氏叱責 - 日本経済新聞

領土問題は存在しない、というスタンスで静かにしているべき国が自分でこういう自爆テロ的な行動を繰り返すのはなぜなんでしょうか…

当然、韓国のユンソンニョル大統領はこれに激怒したそうです…

国際社会

国際関係は力と力のせめぎあう場所です。

サンフランシスコ平和条約発効直前で、日本に軍隊も自衛隊もないチカラの空白をついて、韓国は侵略を行いました。

国際関係は言葉による外交によるべきものですが、クラウゼヴィッツが戦争は外交の一手段といったように、外交と軍事は表裏一体です。

国民を守るためには、言葉による外交と軍事による抑止を組み合わせることで低コストで国を守れます。

日本もそんなしたたかな国になってもらいたいと思います。

 

(参考)

www.nikkei.com