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-きたのひと新聞-

”岸田おろし”はなぜ起きないか

自民党名物の首のすげ替え

岸田内閣の支持率が各メディアから出されていますが、最低で16%、最高で26%という数字となっています。

1クラス30人のクラスで、担任の先生っていい先生?って聞いたら5~8人しかいい先生だと回答しないくらいの状況です。

これまでの自民党だと、これほど支持率が下がると首のすげ替えをして人心一新しようという動きが出るのが通例でした。

だけど今回は??

毎日新聞の調査によると支持率は16%、不支持率は79%、先ほどのクラスに例えると、5人が担任支持、24人が担任不支持という状況です。

これで教壇に立つ先生はたまったものではありませんね。

そしたら、生徒は先生を代えてほしくなってる、先生自身も誰かに代わってほしくなっているでしょうね。

学級崩壊間近?

学級崩壊間近に思われた岸田クラスですが、一向に先生を代えようという動きが出てこないのです。

ある記事では、

まず、最大派閥の安倍派内では、捜査状況によっても変わってくるというわけなんですが、「自分が捜査対象になることなどで余裕がない」というふうに捉えている。

一方、ポスト岸田の動きは、「政治資金問題の後始末でやりたい政策を思うように進められない」というような声。

そして、野党はどうなのかというと、「支持率の低い岸田総理ままの方がやりやすい」というような声も上がっている。

つまり、「すぐに“岸田おろし”は起きないのではないか」と川西官邸キャップは見ているというわけなんです。

と書いています。

しばらくは岸田内閣が続くという分析は、先日書いた記事とも似ていますね。

岸田内閣支持率、自民党支持率「過去最低」 - kita-no-hito-shimbun

岸田さんに期待したいこと

岸田さんの前の菅首相、わずかに1年とちょっとの在任期間で、その大半はコロナに忙殺されてはいましたが、様々な取り組みを実行に移しました。

最終的には、安倍首相の官房長官としての菅さんのような存在が、菅首相にいなかったことで、コミュニケーション不足と評価されて支持率は低迷して、退任となりました。

これからの岸田さんは、もう失うものはありません。

菅首相のように実直にやるべきことを実現する時間が与えられたのだと思います。

与党は政治と金の問題で岸田首相をおろす動きができない、野党は低迷している岸田首相のままで来年の通常国会と4月の補選を迎えたい。

だから、政治的に厳しくても正論を掲げれば、様々なことが正面突破できると思います。

実直に少子高齢化で、働く世代が減っていくから、高齢者も負担増を飲んでもらわないとならない、今、福祉を受けている方々も支援を減らさざるを得ない。

今生きている高齢者、現役世代すべての世代で負担をお願いしたい。

その代わり、次の世代には最大限の教育と子育て環境を用意する、というような政策を打ち出すのは今をおいてあり得ません。

センスのない岸田さんだからこそ、無神経にこういうことができると思います。

まさに天の配剤。君子豹変を期待します

 

(参考)

newsdig.tbs.co.jp